心に残る風景

晩秋の紅葉が美しい季節、忙しさにゆっくり眺めることさえ忘れていた。

いつもバスで仕事に行くところを遠回りして、紅葉を見ながら、歩いてみると、

風に木の葉が、音楽を奏でるように舞い落ちるさまに、しばし見とれてしまった。

まるでパッヘルベルのカノンの曲である。

 

お客様としていらした友人が「きっとこのドレスが本番に心解きほぐしてくれるはね」と云い、大切にバックを抱えながら帰っていかれた。

先日、「ドレスが、マジックの様に音楽を引きだしてくれるのよね」というメールをもらった。

 

パリに生地を仕入れに行くと、お店の横に、売っている生地とそっくりの花が咲いていることがよくある。その花に似せて、生地を染めるのだ。

ミラノに行った時、私が風邪をひき、熱を出したのをかわいそうがって、ミラノとスイスの国境にある、ルガーノ湖にドライブに連れていってくれた。

日本に帰って、モーツァルトを聴いた時、その景色そのものだった。

 

自然は、何も語らず、胸を打ち、心を打ち、慰めてくれる。

季節ごとに心に寄り添ってくれる、風景を心に置き、この仕事に携わっている。

              

ヨーデルスタッフ

コメント: 4
  • #4

    涼子 (月曜日, 28 11月 2016 11:09)

    黄葉から枯葉に 
    そして木枯らし・・
    けれど音楽と寄り添うことで 
    心はいつも温かい。

  • #3

    秋乃 (月曜日, 28 11月 2016 02:47)

    ミラノとか、スイスの思い出が・・・きっと
    ドレスづくりに反映されているんですね。

  • #2

    のぶお (水曜日, 23 11月 2016)

    いいね。こんなところを歩いてみたい。

  • #1

    笹山 (土曜日, 19 11月 2016 15:42)

    晩秋の紅葉
    まさにカノンの世界
    たしかに
    自然は、何も語らず
    なごませてくれる。